この秋のまとめ

東京では何十年ぶりだかに11月に初雪、少しだけど積雪、ということが昨日の朝あった。おれは前夜明け方ぎりぎりまだ雨が降ってるとこまで確認してから寝て、昼に起きたら降り止んだ雪が地面に残ってる、という景色を見たのみ。今日もまだ、さっき散歩した時点では土の上にだけ雪が残ってたけれども。気温もとにかく低くて、氷点下までいったのかな?昨日はほんとに寒かった。

さてもう今年も残りひと月くらいということで、色々あった後半のことで繰り返しきちっとみなさまに確認を促したい内容をまとめてみます。



・スタジオローサ公式サイトがオープン
studiorotha.com
よしむらひらくウェブサイトとしての機能と、おれが絡む活動の情報、スタジオローサとしての活動についての全ての情報がまとめてチェックできます。音楽制作やレコーディング等の依頼も受けています。
価格はほんとに使うスタジオとかの状況によって左右されますが、たとえば最安コースとしてこないだやった4ピースバンドの一発録り+ボーカルコーラス別日録りでスタジオ代含めてミックスまで三曲二万円前後でやりました。バラ録りだとまた話は変わってくるしとにかくその場で相談ですが、今のところスタジオローサのレコーディングとして料金体系は定めず、出来る限り依頼者側に負担の無いようにやる方針です。BGM制作等についても同じくです。



よしむらひらく+畠山健嗣初の音源集「Healthy,we don't die」が完成 
ototoy.jp
10年やってきたデュオの初のオリジナル音源が出ました。二人でスタジオでそのままやってるのをぱくっと録った感じです。もう終わりにして帰るか〜って空気が出まくりの歌の無いアドリブインストが最後に入ってて、それがすごくお気に入りです。



よしむらひらくwith東京幽谷混声合唱団として宅録+合唱の楽曲「chacky」をリリース
ototoy.jp
今年の春から始まった東京幽谷混声合唱団とのコラボレートという形で一曲だけですがレコーディングをしました。曲のことや合唱団のことについてはこのブログのふたつみっつ前の記事をどうぞ。



よしむらひらく自宅スタジオにカメラが潜入
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OTOTOY副編集長西澤さんからご提案頂いて、スタジオローサ(うち)で取材を受けました。これまでのいろんなこと振り返ったり、これからの話をしたりしています。是非お読みください。配信してもらっている音源を聞きながら記事読める機能がとてもいいです。
けんじデュオも幽谷コラボもともにOTOTOYから配信させてもらっているのと、高校時代に作った音源集の配信もしております。



よしむらひらくバンド復活
10/21にタカハシヒョウリ(オワリカラ)のソロバンドセットとのツーマンでよしむらひらくバンドセットが復帰しました。今後もがしがしやっていく所存ですのでよろしくお願いします。
ライブ後にヒョウリがツイートしてくれていたのが、いつまで待っても来なかった、ほぼ一年前に頼んでいた10周年企画「あなたの選ぶよしむらひらくの一曲」のメモ帳スクリーンショット。ヒョウリのアカウント @TakahashiHyouri のツイートをイベント直後まで遡ってみてみてください。応援というより、我がことのように捉えてくれている心意気を受けて、ちょっと恥ずかしくさえなりました。



・年内最後のライブは12/22下北沢leteで大野悠紀さん、王舟さんとソロのスリーマン
12/22「djan-keng」全出演者発表&本予約スタート | スタジオローサ
今年を最高の形で終えるために企画をしました。最高のメンツでしっぽりとやります。当日券が出るかはわかりませんので、ご予約はお早めに。







今年に入ってからいろんなことを企画して、合唱団のように実際に好調に動き出したものもあったし、なかなか思うようにはうまくいかないこともありました。それでもつい先日、今年の一番大きな作業が結実する目処がたって、本当によかった。まだまだやることはあるけれども、じきにお報せするので思い切り盛り上がってやってください!

おれたちは絶対に間違っていない

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頑張った分だけ、誠意を持ってあたった分だけ表現は磨かれていくか。断じて否。いや厳密にいうとそういうことは多いだろうけど、音楽の魅力としてひとつ、遊びの延長でしか表れ得ないものがある。
そして、良い遊びが必ずしもアッパーである必要はない。


けんじはおれにとって先生のような存在だ。褒められたようなものではない面も大いにあるけれど、こと音楽に関する限りは演奏者としてもリスナーとしても他の追随を許さぬ秀才であると思う。


これは自分で言えるほどだけど、おれもけんじも相当なもんである。何も頑張らなくてもすごい。
ふたりで10年遊び続けて来たし、これからもやる。というか、やるとかやらないとかじゃない。むしろやらない。健康だし死なない。おれらは絶対に正しい。聞け!



よしむらひらく+畠山健嗣 | スタジオローサ

よしむらひらくwith東京幽谷混声合唱団「chacky」完成に寄せて

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暇なときは暇だと言いたいし、少しもきつくないときは平気な顔をしてたい。が、案外なかなかむつかしい。気分の下降には惰力が働いてしまうから、一度嫌な顔をしてしまうと、よく考えたら全然なんともないやということでもつい表情をうまく戻せなくなってしまう。
そして恐らく誰の中にもあるこの葛藤を、目の前の他人の内側にもあるものだと想像をできる人ばかりでない以上、ニュートラルな表情に戻ることへの水圧は外的な要因によっても補強され続け、人はケンカをし、仲直りの味の濃さは担保され、ラブソングは前進しない。それを愛おしいと思うし、山にこもって好きな植物とだけ会話していたいと思う時もある。


6月のイベントでテーマソングを作らせてもらった、円城塔さんの「バナナ剥きには最適の日々」の中で一番印象に残った部分は、何百年も宇宙を航行し続ける主人公がある星に着陸する時のことを想像するシーン。

何世代か前に、超光速航法を編み出した祖先たちが入植した土地に、僕はようやく辿り着いたというわけだ。骨董品の長い旅を労おうと、僕を迎えるためのびっくりパーティーを用意しておいてくれたのだ。まあその前に電波の様子で僕の方にも知れるだろうが。
(中略)
その頃には科学はもう人間の悲惨をとっくの昔に払拭してしまっており、人類はおとなしい動物のようにぼんやり過ごし、のんびりと暮らしているはずだから、反応が素朴なのは仕方がない。

SFと言われるジャンルにこれまで全く興味なかったおれが作家の想像力の一端の発露に感動したのは、科学が人間の悲惨を払拭し(人類が、とは言わないのである)、その発現がなんと”はるか彼方からやってきた宇宙航行者に対する素朴な反応“という形なのである。一日くらい迷った末に(何しろお話をもらってからイベント本番まで一週間だった)おれはある意味反対方向に、人間の愛おしい悲惨さを、でもやはり地味に表そうと曲を作った。歌詞を見られる場所が無いのでこちらに。



chacky

汚い川の流れている
近くの
赤茶けた長屋の中の
ひとつの
古いキッチンの
磨りガラスの窓
青い夕方の
光に浮かんだ

リンゴの置かれた
白い皿が
すこしくっついた
テーブルクロスの
花柄とシミが作る模様の
中に君はいた
踊っているような

たらんとろんたらんたん
ぱらら ぱらら

たとえば君は花柄模様の中にいて
踊って

たとえば君は宇宙のどこかにいて
覚えている/忘れていく



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合唱団は、当初イメージした最低から最高の幅でいうとかなり最高のほうに近い状態で活動半年を迎えているけれど、いまの合唱団の状態を表現するなら、はじめにイメージした中には無かった要素が集団のもっともいい面を作っていると思う。大きな優しい可能性を感じています。ゆっくり、じっくり長く続いていく集団になるといいなと思っています。



東京幽谷混声合唱団 | スタジオローサ

⑭67 in 69+(2012~2014)

これは元が激レアなものばかりだけど内容がかなり良くて、また必ず陽の目を見せてやりたいと思っていたものです。今回テイクの直しやミックスの調整、けっこう手を入れてます。かなりおすすめ。

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⑬2011(2011)

名前の通り2011年作。2011年と言えばデビュー盤「はじめなかおわり」と先行シングル「春」を出した年ですが、そのタイミングでそれまでの自主盤の販売を一斉にストップさせていたにも関わらず、レーベルに無理を言ってCDRで急いで出したのがこのミニアルバムでした。

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