ときめきのメモリアル



ときめきのメモリアル(ライブ会場限定販売)
よしむらひらく
スタジオローサ(2013)
SRR-017
¥1000

1.少女のブルース(2009)
2.夜に間に合うか(2006)
3.雨の国(2007)
4.ジュテーム(2007)
5.untouchable(2010)
6.サチの夢(2007)

岸田佳也:drums
カメダタク:key. on M.1
山田悠:key. on M.2
辻奈穂子:jacket design & illustration
山口広太郎:design & management
中村宗一郎(ピースミュージック):mastering
よしむらひらく:all other


ー 高校三年生の冬、センター試験の前日に書かれた名曲「夜に間に合うか」から、おおよそ5年後の2010年暮れに絞り出した、現時点まで含めても最も歌うのが疲れそうな大曲「untouchable」まで、“地震以前のよしむらひらく”とでも言うべき六曲を収録。コレクターズアイテムとは簡単に言い切れない重要度の旧曲新録ベスト盤。
あの頃は、確かにときめきがあった ー




コメント





よしむらひらくの『ときめき』は、肌寒い夜に、温もりを求めて手を伸ばしている景色の中にいつもある。
7年前も、今も、きっとそれは変わらないんだと知って、私はなんだか安心しました。
最近秋らしくなってきたから、夜の散歩の時に聴いたら、きっと泣いちゃうと思う。
石井里実




この曲たちが生まれたそのときの、よしむらひらくを俺は知らない。いや、今も彼という男のことなんかなんにも知らないのかもしれない。
友達になったのは3年くらい前?
きっかけは、忘れた。
てか、てかてか。俺たちって友達なのかな。友達ですらないのかもしれない。
けれど。俺はよしむらひらくのことをライブハウスの暗がりの中で一番信頼しています。
このCDの中にうずくまっている彼の横顔は、いまの彼のそれとなんにも変わらない。
変わらずにあり続けて、「ある」ってことをやめられないよしむらひらくだから信頼できる。んですわ。
またひらひらと舞いあがっては落ちるショートカンバセイションをよろしく。
ニシハラシュンペイ




よしむら君の曲の中でも、特に今作におさめられたような、
ごく個人的な感傷を源に書かれた歌詞がとても好きです。
そしてそれが様々な人の手を借りて、色づいて、豊かになって、
歌が言葉の意味を超える、その瞬間がもっと好きです。

荷物になるけど捨てたくない気持ちを、私は彼の歌に預けさせてもらっています。
そういう歌を必要としている人が、よしむらひらくに出会うといいなと思います。
やなはる




「ただ どうしても 今日じゃなきゃだめなんだ そういうことってあるんだ」
わたしのときめきは全部ここにギューっと、つまってるよ!
くじょー




正直、「ときメモ」ってタイトルもギリギリアウトだし、「そもそも生活が言葉を奪うよ」だなんて20歳そこそこの男が何言ってんだ?って眉をひそめながらも、仕事の移動中地下鉄の中とかでつい口ずさんでいる。
この愛おしい瞬間を、人はどうしても忘れてしまうということを知っているから、どうにか跡を残すために言葉を尽くす。人類の尊い文化の源はときめきをメモライズすることにあるといえましょう。
私が想像する、「忘れた日のことを忘れる前」にと急ぎ「絶対叶わない夢をみて」いた青年の「書く」ことの欲求は、とても純粋で爽やかな所にあって、それはあたたかい。そしてそんな彼は、その記憶を抱きながらどこに行くのか。非常に興味深いです。
少女のブルース大好き。
宮原琴音




その時のそこに、確かに彼のときめきは存在していて、真空パックでも冷凍庫でも写真とかでも保つ事が到底無理だった、彼の最善の保存方法として『音楽』になったときめき群。
あの時のときめきから少しだけ大人になった彼の、あの時完全には理解し得なかったときめきの理由がここに解釈されているような気がする。
それは時の概念とか諦めとかそういう事ではなくて、あの時の全ての『ときめき』を認めてようやく解放されたかのような・・・。
だって記念になり得る事は突然やってくるもの、ね。
謎本トミコ




いろいろ書こうと思ってるうちに発売日になってしまって、ほかの人のコメント見たらだいたい言いたいことはみんなが言ってくれたので殴り書きしてみます。過去はどうしたって輝きを増していくし、どこか心に引っかかりながら、それを片付けたい、負けたくないとモヤモヤして生きて行くもので。彼が今ここにこれをリリースしてーーそう、釣った魚を放すことをリリースというが、まさにリリースしてーー解き放たれ、彼は何を見るのか。再び今に生き、今の言葉で歌うのだろうと思う。この作品群は確かに眩しくて、宝物。歌は、適当に生み出すものじゃないから、きちんと形にして聴いてもらうことは大事だな。と同時に、この次によしむらひらくが何を歌うのか、何に苦悩するのかを知りたいということも僕は大事で、俄然興味が湧くのだ。
大森元気(SSW,花と路地,ex残像カフェ





書きかえること。前へ進むためでもいつかを懐かしむためでもなく、ただ書きかえること。それは変わらないように、変えられるように叶わない夢をみるだけだったあの頃の僕たちにはなかった新しいやり方だ。
何度でもやりなおそう。目が覚めてもときめき続けるために。
山田悠





よくわからないけど聞くといつも何だか泣きそうになります。
辻奈穂子





ド平日の朝10時半に起きて、植物に水をやって、洗濯物を干して、すごく晴れてるから布団なんかも干しちゃったりして、でも会社サボっちゃったから近くの川にでも散歩しに行って帰りに焼き鳥とビール買って帰ろうぜ、っていうちょっとダメなOLが聴いたら明日また頑張ろうって思うんだと思う。俺もそう思うと思う。
チバソウタ




よしむらひらくのベストは思い入れのある曲がありすぎて、どの曲が入っても違和感を持ってしまいます。ただ、二十歳の頃にこの曲たちを演奏することがとても誇らしかったのを思い出しました。今でもその誇りをちょっとだけ持ち、秘かに応援しています。
鈴木大輔(a.k.a.JKND/SGD/DJ SUZUKI)





昔の曲を再録しているわけですが「意外と良いじゃん」と本人も思ったのかな。
いやー良いと思う。

彼は「自分の核は歌詞だ」と言っていた気がしますが(違ってたらスイマセン)、
歌詞以上に適度なミーハー感&どんくさいサウンドやメロディ、イケメン&ダメメン(そんな言葉ある?)な声が彼の魅力でしょう。

いや、もしかしたらその感じが昔の曲の歌詞にはモロに出ているのかもしれない。
昔の曲や、今だったら書かない歌詞も良い感じに聴こえる。
というか時間が経ち力が抜けて、丁度良い感じに歌えてるんじゃないか。
あーこんな奴いたよなー、みたいな。
歌だからそれで良いと思う。
いやー色んなよしむら君がいるねー。年を着実に重ねてるんだな。

どう受け入れられるか知りませんが、
2000年前後のロッキンオン世代バンギャとか、
インディーファンクラブに行く人にも推せる盤じゃないでしょうか!
(と思うのですがどうなんでしょうか。)
(良く分からない文章になっちゃいました)
ハタケヤマ健嗣





よしむらひらくが初めて曲を作って聞かせてくれたのは恐らく2003年のこと、今年で10周年?
それからたくさんの出会いや別れがあったのでしょう。詳しいことはわからないけれど、こうして再録された昔の曲たちが、色褪せないどころか輝きを増しているように聴こえたことを、10年来のファンとして純粋に嬉しく、少し誇らしく思います。よしむらひらくを見続けてきた人にも、最近知った人にも、ぜひ聴いてもらいたいアルバム。でも、まだまだ聴きたい曲がたくさんある。
最後に、昔から思ってたけど、「サチの夢」はいろんな意味でずるい。名曲すぎる。
河野陽介(a.k.a.のちりさん)





ときメモ」って、ちょっと恥ずかしくって、なぜかあこがれて、無駄に甘酸っぱい結構そんなゲームだったと思う。
個人的には、20歳前後の頃に一緒にやってた曲、ひらくと離別してからの曲、ごちゃまぜになっているけど、今から見るとちょっと恥ずかしくて、キラキラしているように感じる、まさに「あの」感じだ。

僕がドラムで一緒に演奏していた2005-2007年頃の曲については、ひらくにしょっちゅう怒られました。
あのとき形にできなかった曲が、今こうしてパッケージされてホントによかった。(一人録音になっていた曲が多い)
同時にあのときバンドの形にできなくてごめんなさい、という苦ーい気持ちも。きっとひらくも同じような思いを持っていた曲たちなんだと思う。
あのときの音、雰囲気がちゃんとつまっていて、でも再現じゃない、今の視点で「あのときのよしむらひらく」をのぞき見ることができます。それは同時に「いまのよしむらひらく」がどんな視点にいるかもわかることなんだと思う。「ジュテーム」が大好きです。

いまの「よしむらひらく」のしなやかで強靭なイメージとはちょっと違った、落っことしたら壊れちゃいそうなピュアな曲たちだと思います。やわらかいとげをなでるような、そんな気持ちで聴いています。
きょん高橋(a.k.a.豚汁)





ついに「夜に間に合うか」が長い眠りから目覚めたよ…。
一人でも多くの人の耳にこの6曲が届くこと、お気に入りになって何度も聴いてくれること、そして、まだ知らないよしむらひらくの楽曲に期待を抱いてくれることを願っています!
ふじもと(a.k.a.藤本)





よしむらひらくは尖ってる。本人がどう思ってるかなんて分からないけれど、中学校のときに自分で切った散切り頭を引っさげて来るんだから、生来どっかしら尖ってるはずだ(トサカがあるようで、ニワトリ呼ばわりされていた)。尖ってるけど、はみ出そうとか抗おうみたいな硬質さからくる、居心地の悪さがない。捻くれからくる不快さもない。ひらくの曲のフラットだったり、包み込むようだったりする感覚。しかしそこに同居する棘。ときメモの6曲は、そのバランスがなんともムズムズする。もしかして、この感じがときめきなのかしらん
高幡ちあき