解説・井の頭EP(演奏と録音編)


後半いくぜ〜
演奏も録音も基本的には前作「2012EP」と同じ布陣です。要するにだいたいおれ。クレジットは歌詞カード読めばわかるので基本的に割愛。(クレジット入稿チェックしたとき適当すぎたので加筆訂正についてはここで書きます)
二作目つっても録ったのはprotoolsに初めて触ってから五ヶ月めくらいのもんだったから知らなかった機能とか録音中に発見したりして楽しかった。
前作のときと同じくほぼ音楽やってる人向け。やってない人が読んでもぜんぜん面白くないかもしれません悪しからず。




1.watarirouka
一昨年くらいにライブで一回やった時の練習だったか、メンバーの中でテンポ設定が非常に難しいという声があった。バンドで演奏するときは確かにそうかも。この曲のアレンジに関してはとにかく大量のウワモノ同士の絡み、何をおいても特におれと山田の連弾オルガンでしょう!明け方のあの山田の死んだ目をおれは忘れない!(おそらくおれもおんなじ目をしてたんでしょうね)オルガンは歪ませ具合が非常に悩ましい。クレジットには入れ忘れたけど打ち込みシンセもセンターにちっちゃく入ってる。
ドラムとベースにルーズさがなかったからギターまでちゃんとしてたら味気ないんちゃうかと思ったので西田のギターも録ったけどこの曲ではあんまり使わなかった。ドアタマのピーンポーンは西田のハーモニクスが繊細過ぎたのであとから偽造ディストーション。今回もマスタリングやってくれたピースミュージック中村さんにこのアタマのノイズはわざと?って確認された。わざとらしすぎたかな。
ミックスではとにかく柔らかさを出す事だけ考えたのと、あとはボーカルをでかくしました。


2.ソングフォーミー
この曲はギター弾くのが楽しいだけ、と思いきやアコギが難しくて腹立った。あとコードが繰り返しのような繰り返さないような、同じコードで進行だけ違うのが覚えづらい。
金川お得意のバタバタしたドラム、おれのダラダラしたタンバリン(今回はコピペせず一曲通して叩いた)、おれ入魂のベース、鍵盤の録り直しの回数に人生を考えさせられた山田、そしてラストのザ・西田なソロ。
ギターはエレキだけで同時に五本くらい鳴ってます。
こういう曲でドラムやベースにコンプをかけすぎるとよくないっていう常識を体得しました。ミックスでは他の曲と比べてでかくなりすぎない程度にドラムをついたのと、ボーカルをでかくしました。


3.井の頭
全部そうだけどこの曲は特にアレンジ、演奏が曲そのものなので細かく書くのは難しいけど、ベースを弾くのが最高に楽しかったっていうのと、あとはEP全体の録りの最後の1トラックになったこのボーカルテイクを録り終えてスペースキーを打った瞬間に背中に激痛が走って病院にいき、3日間くらいダウンしてました。原因はわからないけど井の頭ショックっていうことにしてる。
ミックスでは乾いた感じを追求したのと、ボーカルをでかくしました。


4.つきのうみ
なんと歌詞カードのクレジット記入もれ。鍵盤(の素材)に山田悠、コーラスにいしばしさちこ参加です。ふたつとも超重要(なのに)。
岸田さんのドラムといしばしのコーラスありきで、録りながら作っていった曲。熊谷のベースラインも曲のメロディーに対してすごくいい生き方をしてる。しかし録りよりも画面の前での編集の方が時間がかかった。山田の鍵盤を切り刻んだりひっくり返したりしてやった。こういう編集はMIDIよりただのオーディオデータの方が俄然やりやすい。編集に慣れてる人ならいざ知らず。
ミックスでは2Aのドラムが二台分になるとこにちょっと気を遣ったのと、鍵盤の編集が無駄にならないように、でもあくまでも控えめなバランスで悩んだのと、ボーカルをでかくしました。





機材は基本的に前回「2012EP」の録音から変化無し(こちらの記事になります)。ソングフォーミーでちらっとストラトも弾いてるけどおれのギターはほとんど全部エピフォンリヴィエラ。基本の音はスロウパレード足立洋介から永久借用してるブルースドライバー、歪みはオーバードライブディストーショントレモロもボス。チューナーもボス。ブースターだけカスタムオーディオの黒くてLEDが青いやつ。ヨンニー(っていうひと)がくれたからヨンニースペシャルって読んでるけど正式名称がわからん。アンプはフェンダー