12/14〜20

12/14日
おかんが十数年間、書記として密に参加しているワークショップのようなものの様子を初めて見に行かせてもらった。今回は素人に数日間だけ稽古をつけて芝居をやらせるというものだったその企画開催をしているのは、おれも小さな頃から何度も会っている森田さんという演出家の人と奥さんが中心になり形を変えながらずっと続いているコミュニティで、そこにはおれの知る限り宗教も政治も絡まないから、たぶんその演出家夫妻のカリスマだけで人が集まっている。イッセー尾形さんの演出をやり続けてきたいわゆるその道のプロが、なんのカネにもならない催行をしているのが、いまさらというのか、少し疑問に感じたのは、おれが自分の表現活動に対して持ちつづけている煮え切らなさが刺激されたのか。どんなに面白いものを見ても、劣等感や不能感を刺激されることにしかならないおれの状態はやっぱりまずいのかもしれん、とちょっとだけ思った。

何年かぶり(下手したら10年とか?)の二子玉川は駅から直結したでかいビルができていて、前回の記憶と照らし合わせることすらできなかった。

夜、一瞬だけ雪。深夜、ふたご座流星群が見られるとのことで近所の開けた場所へ。ピークを六時間ほど過ぎた時間だったので、見られたのはその場所へ向かう途中に視界の端で動いた気がした一個のみ。

特に再読のものについて、本にしおりをはさまずに読むようになった。やったことのない人には自分で試してみてほしいけど、いいですよ。隙間時間で勢いよく読み進めたいなら効率は悪い。
何度めかわからない、深呼吸するように度々読んできた本の、今日ちょうど開いた部分に出てきた一文。

たとえ幻想であるにしても、人はおのおの幻想をいだく権利があり、それに強い表現をあたえもする権利もあろう。

文脈にはほぼ関係なくこの一文だけが浮き出るようにして突きつけられたような感じがした。まあ、調子のよくない日もある。



12/15月
ツーマンに向けたバンドリハ。今年はたぶん合計10回もやってないんじゃないか。さみしい気持ちはあるけど、足りない感じはしない。パーマネントに練習をするバンドももちろんやってみたい。
リツコさんと熊谷と三人スタジオのロビーに残って昨日の選挙のことやゲームの話。メンバーとだらだら話すのも当然久しぶりで、楽しかった。

今日ゲームの話で盛り上がったのと、こないだライブで、おれのブログを読んで始めたという人についに出会って戦慄したのとあいまって奮起し、アヴァベルのアカウントを新しく作り直した。20chのリヴェール露天前で探してください。運がよければゲーム始めてすぐ会えるかも。

イメージは農家。おれにとってはこのゲームはお金稼ぎを楽しむものだ。一人でやっても楽しくない。

夜、友達(日本人)とイギリス人の旦那さんとご飯。学生の頃英語のリスニングだけはどうしてもできなかったけど、実地ではゆっくりしゃべってもらえれば意外とわかるもんだなあと思った。




12/16火
ツーマンでヒョウリと一緒にやる曲、提案されたとき、聞けばわかると思う〜と言ったけどまったく知らない曲だった。youtubeで繰り返し聞く(練習は明日やる)。

あとおれが移民の歌を知らないのにもヒョウリはびびってた。



12/17水
やってきたヒョウリバンドとよしむらバンドのツーマン。ゴテゴテした言葉を避けて表現するけど、よかった。
ひとまず前回に続きセットリスト

弾き語り1.つきのうみ
2.かくしごと
3.緩やかな奇跡

バンド1.決壊
2.67年のラブソング
3.夜に間に合うか
4.heart
5.真夏の嵐
6.灰色の街を眺む
7.狐の嫁入り
8.井の頭
9.夜風に吹かれて
10.春

各位、ただただ感謝です。本当にありがとうございました。

ヒョウリバンドの演奏がよくて唸った。全員相当よかった。おれがヒョウリと出会った頃、2008年ぐらい?の曲をやってて、それが昔の曲をやりますよっていうサービスのためだけでなく、今ここで歌われている感じがちゃんとして、その感覚は珍しく、こういうこともあるのかーとなった。おれも高校生の頃に作った曲とかやったけど、同じように生きて聞こえてたらいいな。
弾き語りもおれが最後にみた頃とは別人のようだった。珍しく直接、すげーよかったよと言ってしまったほど。
おれらはいつも通り。割とあっさりめなライブだったかしら。
いつも通り近所でラーメン食べて帰宅。

ハレの日にともかく感謝しかない、のに、来てくれた方からありがとうと言ってもらえるなんて、最高だな。おれのケの日頃の常識から考えるとこれは奇跡のようなもん。



12/18木
明けて今日はバイト、今帰り道。明日休みなので超気分いい。
もう少しCDが売れたらバイトもやめられる。本気でバイトはやめたいから売れるならそりゃ嬉しいし、別件音楽の仕事もさらに増えたらいいなと心底思ってるけど、どうやったら売れるか?を考えるのは疲れたのでやめた。音楽をやらなきゃいけない、新しい曲を作らなきゃいけない、という状況を避けるようになった。実際に今年はほんの数曲しかよしむらひらくとしての作曲はしてないけど、自分に強いることをやめてからは自然と曲が書きたくなる気分がやってくることが増えたので、すぐに曲の量産に結びつかなくとも今はこれでいいと思っている。
曲ができなくてもいいと思っているのではなくて、急ぐことはない、と思っているということ。もう少ししたら自然と曲の形になる見込みのイメージがいくつもある。
当然曲ができないストレスがないわけじゃない、むしろ他の誰にとってよりもそれはおそらく自分に一番大きくつらいもの。
もうちょい。




12/20土
元ザ・なつやすみバンドギターにして元よしむらバンドギター、大高くんの新しいバンドのデモ録音の手伝い。ぱらつくお天気雨の中出かけて、帰ろうとしたときには豪雨。雨宿りがてらみんなでご飯を食べて話した。大高くんともなんだかんだ長い付き合い。他のメンバーのお2人も優しそうな人たちで、よかった。大高くんもたまたまスフィアンスティーブンスにはまってるとのことだった。
録音はつつがなく。

そして話は飛ぶけど先日完成したbulbs of passionの音源(いくつか前の記事を参照のこと)がついにネットで試聴できるようになったようです。びっくりだ。バルブスのりっきーくんは会えばまあ慇懃といいたくなるほど丁寧だけど、サウンドクラウドのページを作るだけでおれに驚かれるくらい適当なやつ。ヒョウリ以上に連絡が取れないことがある。こういう奴に向かってちゃんとしろよ、と言うのがなんか好きだ。人から言われるのは嫌だ。
ぜひとも聞いてみてください。
https://soundcloud.com/bulbs-of-passion