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「ときめきのメモリアル2」全曲解説という名の岸田佳也礼賛

何も考えずに選曲したけど結果的に、2009年にバンドで作った「ロマンチカ09」と、2010年にドラム岸田さんとふたりで作った「setagaya wandering education」の二枚に入っている曲だけになっちゃいました。完成した時に今までで一番褒められた09と、完成した時親しい誰もが何も言わなかった(でもあとから、今でも身内から一番好きだと言ってもらえることの多い)セタガヤ、対照的な二枚を作った時期のそれぞれ生活も対照的で、09作った時はとにかくバンドが楽しくてやべーハッピー、セタガヤ作った時はやべーもうすぐ死ぬ、と思っていました。今こうして曲単位で抜き出してみると、また録り直して音の手触りが変わったのを聞いてみると、違和感無く一枚のCDに収まってしまっているのが、嬉しくありつつも、寂しいような感じもします。そして当時の音源を聞いてくれていた人が今度のときメモ2バージョンを聞いてよくなったと言ってくれることなんかは特にとても嬉しいです。
ふるい曲として思い出を共有しながら聞いてくれる人も、初めて聞く曲としてこの五曲と出会う人も、ともに楽しんでもらえる作品になればと願います。






1.うごく こころ
2008年に作ったフルアルバムサイズのCDR「夜になりたい」の製作の中で作った曲。曲先だと思う(覚えてない)。翌年岸田さんがドラムを固めてくれて以降はバンド編成のライブで一番たくさんやった曲かも。春の方がやってるか。自分の曲でこれだけ飽きないのも珍しい、好きな曲。メロディーはギターのアルペジオから拾った感じだったと思う。
今回の演奏はドラム岸田さん、ピアノはリツコさん。ギターソロはおれが最初の音源にアコギで入れてたものを踏襲して鈴木(シリーズ前作ときメモの解説を参照)が作ったものを踏襲しつつアドリブで弾きました。ベースはよっぽど熊谷に頼もうかと思ったけど試しに弾いてるうちに楽しくなっちゃったので自分のを採用。音価が甘いとかそういうのは味である。
グーミのこばたさんが対バンしたときにこの曲を気に入ってくれてたのが嬉しかったし、バイオリン入れてもらうのもいいかもと思ったけど、またそれ別の機会を作ろうかと考え中。

三回目のBメロというか、サビ前のフレーズは「溢れるよ 止まらず」ではなく、「溢れる様 止まらず」である。ライブでは、おれが”溢れる”というただでさえきつい言葉に”よ”なんて付けるか、勘違いすんなよ、しないでくれ、と思いながらいつも歌ってる。




2.さつき
2009年夏に作ってすぐバンドでやった曲。春、うごくこころ、さつきの三曲はメンバー、特に岸田さんと一緒に作った曲という感がある。これも曲先か詞先か記憶無し。
今回の演奏はドラム岸田さん、ベース熊谷、ピアノの2A〜間奏までをリツコさん(他の部分はおれの打ち込み)。熊谷の録音が一瞬で終わってやっぱすげえなこの人と思った。
最近のライブではおれと西田がふたりでユニゾンのギターソロを弾くという絶対に無駄なコーナー担当の曲。

ロマンチカ09だした時にこの曲のPVという名目の、デジイチで撮った映像をウィンドウズムービーメーカー(?最初から入ってるやつ)で切り貼りした恥ずかしいやつ、あれどこいったんだろう。裏バージョンというか、ネタ的な一発撮りノーカットのもあった。あれはなかなかよかった。




3.漂泊
セタガヤでも表題的な、象徴的な曲だったけど、その先行シングル的に2010年頭(09年末だったかも)に作ったuntouchableE.P.という幻のCDRが実は初出。詞先だと思う。そのバージョンではドラムが打ち込みだった。セタガヤ出した後も何回か録り直してはお蔵入りを繰り返し、ライブでもあんまりやらないといういいんだか悪いんだかの裏キャリアー。2010年の春頃にライブで何回かやってて、それはものすげえよかった。
今回の演奏はドラム岸田さん、鍵盤カメダ(オワリカラ)。実はドラムのデータに致命的なノイズが混入していて大手術を余儀なくされました。岸田さんすんません!
ボーカルは仮で入れたやつそのまんま使った。




4.とんびの浜
セタガヤに収録したきりライブでやってないと思う。でも好きな曲。曲先。
ほぼセタガヤバージョンの再現で、一番重要な歪みローズもおんなじX5Dで。
自分でも歌詞を書いた理由の部分はほぼ忘れてて、ふつうにひとが読むような距離感で読んでも好きな歌詞。しかし今これ書くために当時のブログ読み返してたら超エモくなった。
なつやすみバンドの中川とこの曲一緒に録ろうという話が何度も持ち上がっては消えしているので、これもまたそのうち別の機会で。
今回も当時と同じく演奏はドラム岸田さん、ほかおれ。




5.春の呼吸(はるのいき)
今のおれならタイトルの読み方、別にはるのこきゅうでよくね?となるんじゃないか、もしくは別のタイトルにするか、そもそもこういう曲作らない。セタガヤのリードトラック的な曲でした。詞曲同時くらいかな、わからん。
基本は当時の録音の再現でやったけど、今聞いてもどうやってるのかわからないパートとか、ものすごい勢いのミックスとか、物理的な意味で全力で弾いてたっぽいベースとか、真似できない部分多かったので今回は反対にできるだけ丁寧にやりました。MTRだと自然にできてた今できないこと、プロツールスだと簡単だけどMTRではめんどくさすぎてやろうとも思わなかったこと、いろいろある。

演奏はこれもドラム岸田さん、ほかおれ。歌うのくそむずかしかった。ドラムいいよねえ、、岸田さんと出会わなかったらまるで違うものになってただろうなとか、もっというと岸田さんがいなかったら作らなかっただろうなという曲すらある。




全体通して、作った当時は怨念こもった曲ばっか集まってるのに、珍しくコンパクトな作品になった感じがやはり不思議な感じする。前作ときメモがオマケ入れて7曲だったのと比べちゃうのもあるかも。
ともかくいずれちゃんと録り直したいと思ってた素直に好きな曲ばかりで、それが叶ったので嬉しいです。