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いくつかおしらせと、ついにやってくるワンダーランド※追記

ずいぶん前に人づてに聞いたことだけれども、あるいいシンガーソングライターの人が、結婚したからだったか子供ができたからだったか、そのタイミングで仕事を辞めたという話を今日ふと思い出した。
その話を聞いたときその場では、普通逆だろ〜ワハハとあまりにありきたりの反応をしてしまったのだけれども、今日思い出したときには心から賛、と思ったし腹に力が入る感じがした。
先週退社願を出して、来月から久しぶりに専業ミュージシャンである。やりたいことが腐るほどある。まずはいい加減新作を出さないといけない。67年が完成してから二年半経っている。音楽制作の仕事も録音ももう少しやりたい。
ともあれ愉快な気分だ。


2016年上半期打ち上げと位置づけていたソロリクエストワンマン二日間が終わった。今回も静かなドラマに溢れていて、二日目の終盤ついに、これまでずっとやりたかったこと、というかなってみたかった状態になれる時間帯があった。今のところ体調や気候や場の空気や観衆の姿勢、それぞれが噛み合ないと踏み込めないところなのかもしれないけど、これをものにしてやろう、という気分が強くなった。単に練習するだけでも、単に歳を取るだけでも(当然いずれも尊い)できないことで、10年やってきてまだまだ伸びシロがあるということを実感できて素直に嬉しい。





・インスト制作、作詞作曲、録音などやります。声の仕事も。インストのサンプルは 
https://hirakuyoshimura.bandcamp.com/album/works-oshigoto-2013-2015
ここから試聴、DLできます。いわゆるクリアな音とか高音質とか、そういうのははっきり言って苦手ですが予算と納期の余裕もらえたらそれもできます。どうぞご贔屓に。



・去年の春からやってきた西荻窪ワンデルングでのリクエストソロワンマン、今後はメルマガ限定でのおしらせにしようと思います。いくつか細かい変更を加える予定です、来月頭のメルマガでおしらせします。このシリーズはファンクラブイベントとしてソリッドにコアなものとして、別のイベントシリーズも始めていくつもりです。



・インスタグラム始めました。いちおうギタリストのはしくれなので足下にこだわった写真を上げていくつもりです。手触りおしゃれで存在しない奥深さを匂わせる素人写真界に、美しくない植物の写真で一石を投じる構え。
www.instagram.com




※追記

お客さんが記録して送ってくれたソロワンマン二日間のセットリストです(感謝。いや、すごくないか?)。おれは覚えてないし録音もしてないから確かめようもないですが、多分これで合ってるのだと思います。25日の方は合間にゆーきゃんのエンディングテーマを1フレーズくらい歌った記憶があります。
毎回リクエスト曲のリストだけ持っていくほかは何一つ決めずにやるんですが、なんだかんだ曲数揃うもんなんだな。



25日

1.サチの夢
2.サマーナイツ/ハードレイン
3.おやすみ世界
4.雨/ドアスコープ/月
5.井の頭
6.花咲く季節
7.tokyo2011
8.your lion
9.チャッキー
10.heart
11.ラブソング
12.夢
―休憩―
13.春のからっ風(泉谷しげるカバー)
14.新曲
15.緩やかな奇跡
16.夕闇
17.prayer
18.海の見える街
19.新曲
20.淋しいともだち
21.つきのうみ
22.甘い生活
23.うごく こころ
24.かがやき
25.忘れていた
26.wedding
27.夜風に吹かれて
28.夏はゆく



26日

1.extrasentimental
2.春
3.決壊
4.手紙
5.ながれぼしのよる
6.untitled(sayonara)
7.ワールウィンド/恋は瞬間
8.himajin
9.朝の歌
10.川べりの家(松崎ナオ カバー)
11.prayer
12.淋しいともだち
13.wedding
14.新曲
15.新曲
―休憩―
16.夜風に吹かれて
17.つきのうみ
18.狐の嫁入り
19.荒野に種をまく
20.お天気タワー
21.your lion
22.スピッツ
23.甘い生活
24.チャッキー
25.花咲く季節
26.夕闇
27.夏はゆく





※追記2


先日のポエトチカライブの打ち上げの席で、なんだかんだ言ってマネージャーなりPなり、演者以外の身内の力が働かずにうまく飛んでいけた例を見たことがない、という話が出た。我が身の話としてはわからんが例えば先日の別のイベントの終演後に主催の方から謝礼は振り込みます、と言ってもらってそのまま音沙汰無し、こういう時にせっつきの連絡を入れるか(入れてない)アーティスト自身が悩まなければいけないというのはなんだか、ただ力を奪われていく情けない状況ではある。でもまあ今のところ案外自分で全部やってみるのも楽しいもんだなと思えている。おれ自身レーベルが一緒にやってくれていた時期のことを振り返って反省も大きい。今はいろんな人の声を直接聞きたい。
ただ誰とした話もおれは忘れる。言葉としては全て忘れて、温度とか匂いとかに近い、気分のようなものだけ残って、でも必ずそれも振り切ってひとりで考える。怜悧で酷な愛情も、まっすぐに優しくナメたような言葉も、本当に必要で、でも必ず忘れなければいけない。元々必要ないのとは明らかに違う、一度在り、それから捨てられる必要がある。そうして忘れられないよなと実感する。そのための会話をもっといろんな人としたい。

例えば、このブログを今日初めて読んだとか、なんだかんだ言って時々覗くとかの、おれに似てる性格の良くないひとりの男の子を想像してる。たぶんそいつとおれが会って話すことはない。まあそれがあってもいい。挑みかかってくるようなヒネた視線と低い声を想像する。気持ちが通じたらおれはぶん殴りすらするかもしれない。一生憎まれたとして、それでもうお互いにとってなくてはならない存在になる。そいつはおれの歌を二度と聞かないかもしれない、でもおれはそいつに聞かせるための歌を作り続ける。
この男の子が実際にいてもいなくても、そういう歌を作りたい。ちょっと変な話をしたけれども。