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①そのいち(〜2006春)

「高校宅録生活総まとめ そのいち」を作ったのは2006年1月〜3月。
高校を卒業する春休み。高校がいわゆる進学校だったので高三の後半は友達が誰も遊んでくれず、別の高校の連中(その中に花房もいた。高橋豚汁きょんはおれと同じ学校の隣のクラスにいた)と遊んだり、スタジオ入ったり、ソニーのビルのあった市ヶ谷に通ったり、ひとりでMTRで録音したりしていた。魔法のiらんどmixiオーディオリーフが全盛だった時代。10年前である。iPhoneはまだ存在していなかった。情けなくて恥ずかしくて最高にハイな記憶しかない、18歳だった。
いちおう2月に受験もしたけど、入った大学にはほぼ行かず後で辞めた。6月くらいからは夜勤のアルバイトを始め、そこから暗黒期に入る。



そのいちはインタールード的なものを5トラック含んでるとはいえ18曲、おれが今まで作った音源の中で一番長い。高校一年生のときに作った曲からその春に完成させたものまで、名前の通りベスト盤という気持ちで作ったものだったと思う。後で「そのに」も作ると決めていたから候補曲の半分を入れたものということではあるけれども。思い込みの強さはものすごいけど鬱っ気がなくて聞きやすい。歌い方はうっとおしいがしゃくってないし、ピッチは今よりいい。

この中から今でもよく演奏してるのは夜に間に合うかと、けんじデュオでやってるimpulseの二曲ぐらいだけど、逆に二曲未だに普通にやってる曲が入ってるというのは改めて考えるとおもろい。ときめきTシャツのイラストを提供してくれた辻さんが”あなたの選ぶ〜”で挙げてくれている夜という曲は、これより前のバージョンだけどくるり佐藤さんがbounce.comのノイズマッカートニー連載第一回で紹介してくれた(嬉しかった。絶対人生変わると思ったもんな)。

高校生の頃過ごしていたのは高校のあった国立を中心にいわゆる西東京の方。「再会」のPVでみんなで飯を食ってる野川公園は、夜に間に合うかの歌詞にも出てくるくじら山のある場所だし、「overture」は府中の公園(今はマンションが立ってる)の歌。


ジャケットデザインはミラーボールズ・北脇恵子さん。


hirakuyoshimura.bandcamp.com