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はづきたちと春のこと

Diary

アルバムからMVが公開になりました。“はづきたち”という曲です。
この曲を作り始めたのはアルバムとしての制作タームの前。それどころか始めはリリースするつもりですらなく、親友の家に子供が生まれて、おれとして何か贈ってやれるものはないかと考えて作り始めた曲でした。
ただこの曲ができたことでアルバム作りがスタートした感じはある。アルバム作りには先にそういう曲があるということが多いと思う。
曲自体のこともそうだけど、メンバーの演奏のことや録音の時のことは他のインタビューやなんやらでも話しているので是非そちらで。公開の際にはまたインフォツイッターでお報せします。

だいぶ前の話をするんですが21歳くらいのころに“春”という曲を作って、あれがよしむらひらくの代表曲のひとつになっているんですが、おれ自身あの曲にずいぶん助けられてきたと思います。


(リリースは2011年。それでも若い、、)

“春”が生きていくなかで死と出会ったときにあった(それによって自分が生きていると感じたことも)鮮烈な印象のことと、いつか自分の死ぬのを見越して生きていくというような姿勢の歌だとすると、“はづきたち”はこれからまさに生の中に突っ込んでいこうとするような人たちの歌。おれ自身に何か変化があったのだとしたらそれは、人生は思っていたより長そうで、終わりのことばかり考えながらやっていく余裕もないものだと思うようになったいうことと、自分のたちの直接の子供の世代(時代)というものが初めて現実味を持って視界に飛び込んで来たということかなと思います。

いま書いたことがこの曲の全てというようなつもりは当然ないし、逆にここに書いているようなことがうまく歌にできていないかもしれない。歌は聴いてもらって初めて歌になるものだと思います。もちろんCDを手に取ってもらえるきっかけになったら嬉しいですが、せっかく公開しているものなのでたくさん聴いてもらえたら嬉しいです。
そういえばこの曲を聴いてくれた人から、もしかして父親になったんですか?と何度か聞かれましたが、残念ながらおれはまだです。


ビデオはずっと昔から友達で、元AV監督の映像作家に作ってもらいました。AV時代にはけっこうBGMの仕事をくれて(思えば仕事としての音楽制作をおれに初めて依頼してくれたのが彼だったのかも。最初が何年前かもうわからないけど)、いつか反対におれの作品に映像付けてよと話してたのがようやくしっかりと形になりました。それもすごく嬉しい。
後半の盛り上がりがすごい好き。